設計を終えたので今晩はデートでした！日付を超えたけれど私が寝ないうちは1日は終わらないのでよしとしましょう。
久々に会うので最大級の人見知りを恋人に発揮しながらもだもだとコミュニケーションしていたら、酒を飲むための料理ばかりのメニューに試験終了までの禁酒の誓いはあっさりと破られ日本酒をちょっぴり飲みました。本当に、最初は固く決意していたのですよ。しかし生牡蠣や大トロに塩で食べる鯛やカツオの刺身、マグロの串カツ、蟹味噌バターのコンポはあまりに卑怯で、気付いた時には酒に負けて夜に勝っていたのです。飲んだ瞬間最高の状態になれたのが感じ取られ、酒を知る前の私は何を食とマリアージュさせていたのだろうと甚だ疑問です。
刷毛で醤油をつけながら食べたり、塩で食べたりするのが面白く感じて、素材の良さや調理技術だけでなく盛り付けや食べ方にも工夫がされるとより美味しくなるのは、料理も建築に似たところがあるな。などと思いつつ舌鼓を打ち、彼と食事する時間の多幸感にふにゃりとしました。
しかし、やはり体調のことを考慮すると飲まないことが最適解な日もあって、そういう時はソフドリの充実を頓に願ってしまいます。最近は酒を出さないバーやノンアルカクテルことモクテルなど色々試みがあるようですが、そこら辺の居酒屋にふらりと入ってもちゃんと美味しいノンアルが飲めるようになると過ごしやすくなる人はもっと増えるだろうにと思いました。烏龍茶などが昨今のタピオカブームに合わせて鉄観音茶などになったら、みんなハッピーになれるのに〜〜〜！と叫ばずにはいられません。
今あるものを無理やり変形するのではなく新しく別の選択肢も作ることで誰かが生きやすくなるならば、採算を希望的観測にしてでも果たすべき意義があると思います。きっと私がまだ知らない「あったらいいな」が世の中には溢れいて、それらは日常の中のネガティブな感想や悲しい出来事から見つけられることが多いと感じているので、他者でも自分でもネガティブな事象や考えを発信することを躊躇わず、アンテナを張り合うことで解決される問題の割合が増えればいいのにと願って止みません。
酒に負けた話から随分離れた所に来た気がしますが、設計をやる中でも上記の考えを忘れずに入れば必ず概形が掴めるのではと信じて、一先ず眠ってしまいましょう。
