utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

"e"のつくAnne

 Netflixに入会して一年近く経つのですが、ずっと好きで追い続けている作品が赤毛のアンNetflix制作ドラマです。

"e"のつくanneと呼んでと言って憚らない孤児の少女がグリーンゲイブルズに住む姉弟に引き取られて自らの人生を歩んでいくお話である「赤毛のアン」が原作なのですが、少し改変されていると思います。しかし、彼女が想像と言葉の力であらゆる困難を乗り越えていく様と周囲の愛情、プリンス・エドワード島の風景の美しさは小説の時のままで大変心洗われる作品です。

小学校低学年の時分に「赤毛のアン」シリーズを読みました。一巻だけと思う人もいるらしいのですが、あの作品はとっても長くて彼女の娘の話にまで及ぶほど長く長く彼女の半生を追って行きます。ある少女の一生を豊かに描くものに小さい頃出会ってしまうと強く影響されるのか、これを読んだことのない恋人にあらすじや彼女の像を説明したら、君そのものじゃないかと言われたのが記憶に残っています。私は彼女ほど勇気はないけれど、彼女のように言葉を紡いで色彩豊かな人生を歩めたら素晴らしいだろうな。

ドラマは、シーズン1,2を観て以来待ちわびていた念願のシーズン3が1月初旬に配信されたのですが、まだ観れていないので春休みのお楽しみとしたいと思います。エピソードのサムネを観た限りでは、まだ大学進学前までの話のようなのですが、最終的にどこまで描くつもりなのか首を長くして目を凝らして心踊らせています。

 

なぜ急にこんな話を始めたかというと、2020になってからのデートの少なさや春休みもデートが少なそうな様子にしゅんとしてしまっている自分に、恋しさや寂しさの表明だけが愛じゃないぞ〜〜〜と強く思って、会えぬ間もせめて楽しくやることをやろうとした結果です。映像風景とストーリーが美しいこのドラマを観つつ、建築史の勉強をしたり親友に遊びの約束を取り付けたりできたので、今日はもうお開きとしましょうね。

あ、ギルバート役の男の子の造形美が素晴らしいので、Netflixに入っている人はそれだけでもぜひ観ていってください。