utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

上海蟹の朝を迎えたい

よくわからない白いもの、恐らく雲呑みたいな物をスッと差し出されて、横のおじさんが陽気に背中を叩きながら自分に倣って食べるよう勧めてきました。食べてみると、柔らかく塩味で喉越しもちゅるんと楽しいけど、なんなのこれ......と思ってちょっと怯えつつもモグモグは続けます。旨いもんには逆らえん。

そうしているとふと親が現れて、ガラス越しに見えていた見たこともない中国か台湾の赤い喧しい風景が消えてしまいました。

 

どうやら夢だ。雲呑を”ワンタン”って読むの知らなくて”うんたん”って読んでた頃があったなぁとか思いながら、身体の再起動を図ります。驚くことにもう午後の四時半。一応、朝の八時と昼の十二時に身を起こして食事を摂らされたものの、昨日の外出ダメージが回復しないようで、無限寝るモードになっています。

今日も残り僅かになって、設計の締め切りまでも僅かになって、完全に提出に間に合うレベルではないのですけれど。

諦めが悪いのでわかっててもギリギリまでやりましょう。そのためにポカリこと最強液体を流し込んで、脳の再起動のために文章を書き始めました。

 

そういえば、僕のブログに触発されて素敵なアウトプットを始めた女の子がいるようで。私は写真よりも文字がアウトプットの大部分を占めるなとtumblrではなくはてなブログを選んだけれど、写真が美しいその子はそちらで始めたようで、あのスルスルしたフォームがぴったりでした。

私は、ずっと誰かに憧れて模倣をして二番手で、指を咥えて見ている側だと幼き頃から思い込んでいたけれど、誰かを触発するなんてこともあるのだと驚いた。生きてみるものだ。

 

夢から現実まで引き戻される中、一番最後まで残るのは視覚で一番最初にいなくなっちゃうのは味覚だと思ってるんだけど、夢で食べた雲呑もどきの味が恋しい。

でも、今から我が家は天ぷらをやるみたいだから、舌を中国から日本に戻して。私の時間軸上で、朝を始めてください。

 

上海蟹はいつか自力で食べに行くし、beautiful cityだって自分で作ります。