utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

てぶくろ

f:id:utteringUFO:20200126222353j:plain

この冬初めて、手袋をつけて外に出ました。ここ数日、やっと本当の冬を感じています。煙草の吐き出された煙と、こぼれる白い吐息の区別がつかなくなるくらい寒いのが好きなのに、今年は随分暖冬でしょんもりしてしまいます。

 

大学に行かない日は気が緩んでしまうのか、昼までぐだぐだとベッドにいたら試験勉強が大変なことになってしまい、カフェに向かいました。向かう先が大学じゃないと何を着ても大丈夫な気がして、いつもは子供っぽいからとやめている手袋を装着しました。指の股が分かれていて指先は出ているけれど、カバーしたらミトンになるあのタイプです。

私の中では手袋って妙に子供っぽいアイテムのような気がしてしまって遠ざけガチなのですが、もしかして私の持っている手袋が子供っぽいだけなのでしょうか。一本の毛糸で繋がれて失くさないようになっている物とか、まだ持っているんですよ。最近めっきりしていないけど。革の手袋とかしたら、シュッと決まって見えるのかしら。しかし手の造形が子供っぽいからそれも難しいかな。

本格的に寒くなる前からファッションアイテムとして革の手袋を装着する恋人は、手がゴツゴツしていて、皮膚も革のようにしっかりしています。手を繋いでると硬さをじりじりと感じるのですが、最近は造形に慣れてきて楽しくなってきました。一方、私の手の皮膚は色んな人に赤ちゃんか!と言われるほどふにゃふにゃしていて頼りなく、動きも落ち着きがない、恋人とは対照的な手です。こう書くと、やはり私には革の手袋はまだ早いかしら。子供っぽい私の手を彼がいつまで繋いでいてくれるのか、甚だ不安ですが、このしばらくの設計作業と試験勉強で少しは力強くなっているといいのにな。

 

手袋というと、「てぶくろをかいに」とか絵本が思い出されたり、北欧の子供のカラフルな毛糸の手袋を頭に浮かべるのですが、ちょうどそのような、つまり絵本のような海外の漫画のような絵柄の、子供を産むことについての漫画が面白いので読んでみてください。タイトルは「かしこくて勇気ある子ども」

to-ti.in

タイトルだけでもワクワクしたのですが、台詞の量のバランスと柔らかな線の表現が美しいので、日常の合間にどうぞ。まだ3話までしか公開されておらず、続編が楽しみな漫画です。最近はネットにも多くの良い漫画があり、寝る前のベッドの中での時間を癒してくれていると感じます。よい物語を食べて、よい夢を。