utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

桜餅を見よ

ふとしたことでスンっと悲しくなってしまう。悲しみよ、こんにちは。でも早くさようならして。と思いながらもどこにも逃げられなくて一人でずぅっと溺れる。悲しいから余計に思考の逃げ場がなくなり視野が狭くなり、さらに些細なことで傷つくループなのだ。

でも今夜はどうしても一人で解決して、そして立ち直らなければならなかった。母と話して、父と話して、祖母と話して、とりあえずここ最近の問題を解決できた。相手も人間だから、どうしても悪く転ぶ日もあれば、努力すれば何とかよい結末へ方向転換できる日もあるらしい。諦めずに説得してみるものだ、と思った。

 

目先の問題は片付いても根本的解決は私の中で為されていなくて、自己批判とは名ばかりの、他者との比較と他者にどう思われるかの怯えで脳を壊死させてしまった。相対的な尺度や憶測による萎縮なんて自分の人生に必要なはずもないのに、絶対的なものを見つけられないと思って生きる意義もわからくなっていた。積極的に死にたいのではなく、消極的に生きたくない状態に。

 

そこでふと今日の写真を見返していて、桜餅を恋人と二人で持つ写真を見た。そうしたら全てがわかった。

今日は私が二度寝したせいで遅刻したのに、一足先に着いてお散歩していた恋人は桜餅を持っていて、東京の汚れた川を尻目にお日様の下を歩きながら二人で食べた。その時の眩しさとか香りとか全部思い出して、今日のたった4時間のデートに詰まっていた恋人の愛を改めて受け取れた。

そして反省した。見失っていたけれど、私は愛の実現のために生きてるんだよなぁと思って。それはもちろん恋人だけではなくて赤の他人まで含めたところでの愛だ。終着点はわからないけれど、当面の私は愛のために生きよう。間違っても憎しみや争いではなく、世界に蔓延させたい愛のためだ。