utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

散歩のススメ

今日は恋人とデートだった。その字面だけでにやける。会わない日はすぐに会いたくなり、お互い秒で次の約束を取り付けてしまうが、振り返ってみると実際は週2,3回レベルで会っている。何回目でも飽きることがないままなのがとても嬉しいけれど、お金は有限なところが悩ましい限りだ。

 

生理の時はカフェインを控えるようにしているから(酒は飲むのに)、コーヒー屋さんではホットミルクを頼んで二人で春の道を歩き出した。川のある街だからか風通しが良くて、ジャケットを脱ぐような陽の暖かさでも気持ちがよかった。途中でベンチに座ってひなたぼっこをしたり、遊歩道脇に咲く桃の花や河津桜を写真に撮ろうと腕を伸ばしたりして過ごした。一人でも家の観察や散歩そのものが大好きなのだが、彼と行うとより一層楽しい。視点が違うからだろうか。今後も定期開催する予定だ。

道を進んでいった先の公園で、小学生の子供達がわんさか集まって遊んでいた。今週からcovid-19の影響で休校になったためだろう。今後誰の家に集まるのかの話し合いもしているようで、この人数で密集していては休校の意味〜〜と思ったが、楽しく過ごしているのが健康には一番なので今後も健やかに遊んでいてほしい。

別の道を歩いて駅前に戻ると、今度はカフェでしばらく作業をした。まあ途中お酒を挟んだりもしたが、春休みにしては励んでいる方だろう。よし。数時間過ごして息が詰まったので、空気を変えるため外に出る。日は落ちているのに寒くない、春ってすごい。昼間に歩いたのとはまた別の道を行く。ぐんぐん行くと知らなかったお洒落な店がたくさんあって、はえ〜〜この街は歩いても歩いても知りきれんねと感心する。お腹が痛くなったらまたベンチで休みながら、ちょっとずつ歩く。手を繋いだり、腰に手を回されたり、スキンシップの選択肢が様々なところも好きだ。体がホカホカしてきたところでさようならをする。

 

春には散歩が持ってこいだ。花粉は少ししんどいけれど、花が咲き零れて、暑すぎもせず寒すぎもせず、人の洋服もカラフルになり始め、眼に映るもの全てが私を歓迎しているように思えてしまう装いの季節だ。今年に限った話で言えば、バイトが潰れてお金がなくても、好きな展示やライブが中止になっても、無料で自由にできる。密室じゃないから感染を恐れる人でも安心だし、経済を回したい気持ちがある人なら少し飲食店に寄ってテイクアウトしてもいい。

カメラ、本、ミルク、好きなものを持って街へ出て、好きなメンツで少し歩いてみませんか。