utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

20210101ーおせち

出汁をたっぷり含んだ優しい黄色のだし巻き卵が、じゅわっと美味しい。

おせちは本来は正月に楽をするために編み出された保存のきく料理を詰めたお重のことだ。しかし我が家ではそれを作るために年末の3日間をかけるために、家庭内がギスギスしたり、その間の食事が疎かになるため、そろそろそんな慣習はいいのではないかと思っている。

Twitterでよそのおうちのおせちを見ると羨ましい。生の魚介やフレンチなど、日持ちしなさそうな豪勢なものがゆるりと収められ、煌びやかだ。対してわたしの家のおせちは茶色っぽい。ちょっとダサいと思ってしまう、味は美味しいのにね。

この子持ち昆布も絶品だ。

わたしは働くようになったらこの家を出るつもりだが、その時までに自分のおせちを愛せる日が来るんだろうか。それとも新しい生活では全く違う新しいおせちを作って食すんだろうか。

家の象徴にも思えるおせちが、わたしの家をよく表してると感じるが、家自体を好きにならなきゃこのおせちだって好きになれないのかもしれない。

それにしても昆布巻きと松前漬けが良い酒のつまみだなぁ。美味しさに、抗えない。