utteringUFOの日記

私とあなたの備忘録です

半分

家から出ないまま一日が終わろうとしています。お散歩くらいすればよかったな。

今日はお昼に起き、建築構造力学の演習を解いて、今は建築計画のレポートに苦心しているという具合です。試験前以外もずっと課題はあったはずですが、1月は特に追われている気がして急いてしまいます。

 

1年生の工学基礎分野の履修を終え、この2年生後期は専攻の必修と選択必修を取ると既に単位は上限で、文化的教養講義が取れなかったことが心を蝕みました。一方で、専攻の中の各分野のドアを全部ノックすることはできたかな、という達成感も併存します。

今期の講義を並べてみましょう。設計2、建築構造力学3、建築設備学基礎、鉄筋コンクリート構造力学、建築材料学、建築計画2、日本建築史、建築環境工学2、建築構法2、建築構造計画、あとは英語。建築まみれですね。

これらも1月いっぱいの試験やレポートを乗り越えれば終わり、大学生活の半分が終わってしまうことになります、恐ろしい。何が恐ろしいって2年経ってもこんなに、入学時に思い描いていた2年生像と比べてはるかに無知であること。そして残りとして横たわっている時間も同じだけしかなく、卒業までに私が納得する程度に成長している気がしません。

 

まだ見ぬ未来を憂う暇があったら、本の一冊でも読みましょうね。

しかし今の私は学問として建築を修めようとしているけれど、果たして将来は建築に関わる仕事をするのでしょうか、というもっと遠くの未来を考えてしまうこともあります。建築業界がよくわからないからでしょうか。

今は2020に向けた、いえ2020はもう迎えていました、東京オリンピックに向けた建築ブームですね。ここ数年でグッと建築の展示が増えましたし、建築家への注目も以前より高まっているように感じます。生活の中では景気の良さを感じられなくても、不動産業界はバブルで主に都心で多数の再開発が行われています。

そのオリンピックが終わった後の建築業界はどうなるのでしょう。観光客は以後もある程度来るでしょうし、大阪万博などもありますが、人口や世代構成の変化の中で地域の再編成や暮らし方・働き方の見直しが今よりも行われるはずです。人が生きている限り建物は必要とされると思いますが、新しい建物を建てることが一番求められるかはわかりません。生活に困っている人は、お金のかかるハード面での解決よりも制度の改善を求めるでしょう。

 

建築を学ぶことで私は何を得ているのか、それがどういう仕事に繋がるのか、どのように働くのか。他者に求められる物を作るのか、私が作りたい物で人を魅せるのか。せめて残りの半分を終えた時には、これの答えが見えていて欲しい。

地に足をつけながら、夢と余白を持って、誰かのために仕事ができる選択肢を持てるよう、今はレポートを仕上げよう。